20253月25

今日は8時から日本CTO協会のミーティングで早起き。メンバーが頑張ってくださっていて、ディスカッションが盛り上がった。新たな取り組みも出てきていい感じ。

協会のコミュニティ内でCTOの報酬や株式持分などの話題になるのだが、ちょうどメンバーが取材された「あぜんとするほど「安月給」な日本のCTO、企業は人とAI分野にもっと投資を」という記事が話題になった。安いかどうかは企業の生産性に基づくのだから、特定のロールの報酬だけを云々しても仕方がなくて、そもそもの生産性に対するCTOのインパクトが低いからそうなるのだと解釈するのが真っ当だろうとは思う。と書いておいて、自分にビシバシ刺さってくるわけだが。

今日は面接や社外の方との打ち合わせなど、話すことが多い日だった。新たな取り組みに繋がりそう。もっといろんな人と話していきたい。

言語モデルの物理学 - ジョイジョイジョイ」という記事があまりにも面白すぎる。人間も同様の機序で学習しているのだとすると、チョムスキー学派のいう言語生得説というのは、文脈自由文法に対する生得的な理解可能性のようなことを具体的には指す、みたいな話になるのかなあ。では、なぜ人間の脳がそうなっているのかという謎がある。

リトルKは保育園でも「風神!雷神!」といっているようで、園長先生に「風神のポーズして」といわれたら、恥ずかしかったのか「むずかしい」といってやらなかったという。この頃、難しいという言葉を使うようになった。あんまり気が乗らないぐらいの意味で使っているように思える。

また、最近は以前にまして母親にベッタリで、自分だけの時は一緒に遊ぶのだが、しきりに「ママは?」と気にする。Kがいるとそっちにばかり行くし、お風呂も寝かしつけも「ママがいい」といいだした。悲しい。

MCPでサーバを作るネタを思いついたのだが、なかなかうまくいかない。明日は早いのだが、やっぱりまた遅くまでやってしまっていた。

20243月25

あいかわらず薄い頭痛があるが、だいぶマシである。雨続きなのがしんどい。今週はまだ降るようで、困ったことである。早いとこリズムを取り戻したい。そういうのに左右されない身体にしたい。

先日受験したG検定の結果がメールできた。合格していたこと自体には特に思うところもないのだが、数理・統計の項目の得点率が66%とあり、目を疑う。そんなに間違った感じもなかったのだが。

もともと数理的なことに関する苦手意識があって、避けているわけではないけど、苦手であることをとりたてて克服しようという努力は結果的にしてこなかった。嫌いなわけではなく、むしろ、面白いとは思う。

ただ、計算問題を手を動かしてこつこつやるみたいなのはやっぱりできなくて、そのせいもあって概要を大づかみしてるだけなので、具体的な問題になるとちゃんと解けないことになるのだろう。

こういうのは数理的なことに限らず、たぶん他のことに関しても同様で、もちろんそのことをいいことだとはまったく思っていないのだが、なんとかしないとなあと思いながらなにもしないまま数十年が過ぎた。

音楽に関しても似たようなことはあって、理論的な概要は面白く思えるのだが、訓練のようなことができない。そのことに楽しみを継続的には感じられない。まあ、ただやるしかないのだけど。

大学院にいったのも、具体的なことをこつこつやるみたいなことをしないと、という思いもあったのだが、結局飛び道具的なことばかりしている。それでなんとかなってしまってもいる。そういう要領のよさがある。

そういうのはまあ、なかなか変えがたいことでもあるし、わざわざ変える必要が本当にあるのかもわからない。変わったとして、具体的なことに集中して取り組むみたいなことをしたいわけでもない。

なんかいろいろいってるけど、別にいいことはなくて、口先だけでなんとかなっているように思えているだけな、典型的にインポスターな可能性が高いとも思う。まあ、そういう人間の役回りもあるのだが。

20233月25

結局昨晩はほぼ論文を書く時間を取れず、リトルKをあやすだけに終わった。夜中と明け方に起こされて、授乳。明け方は眠過ぎて、昨日からずっと寝ているのだからKに起きてほしいと思ったりもしたが、そういうことを思ったところで詮ないことだよなあと思い直して、今やるべきことに集中する。お腹がいっぱいになると、わりとすぐ寝る。

夜中にスキャンピーから請求書が届いていた。570冊ほどで、13万ぐらい。PayPalですぐに振込処理をした。納期は5月24日。

10時過ぎに起床。週末のルーティンになっているトイレ、風呂掃除をしたり、リトルKの世話をしたり。あやしながら、先日発表されたNVIDIAのCEOによるキーノート(GTC 2023 Keynote with NVIDIA CEO Jensen Huang)を観る。AIがもたらすだろう社会的インパクトについて、幅広く紹介しており、わかりやすい。また、エンジニアリングに対する示唆も多く含んでいる。リトルKに説明しながら観る。英才教育である。

AIによって仕事が云々みたいな話は、端的にあまり意味のないことだと思うのだが(これから新しい仕事が山ほど生まれるのだから)、NVIDIAの動画に続いてMicrosoftによる動画The Future of Work With AI - Microsoft March 2023 Eventなども観て、自分の本来発揮したいと思っている価値と現状の自分の能力のギャップみたいなことを、あらためて思い知らされる。しかし、まずは目の前の論文を片付けなければという気持ちに持っていった。

散歩。お茶しながら、NVIDIAの動画の続き。

帰宅して、論文の続きに取り組む。第3章、提案手法の章。KがリトルKの面倒を見てくれて、少しまとめて時間を取れたこともあり、昨晩より進む。とりあえずざっくりと、3章を書き上げた。続けて、評価の章。すでに取得してあるベンチマークの結果をテーブルに組んだり、文面を書いたりする。

夕食を簡単に作る。昨晩のポテサラにいぶりがっこをまぶしたり、同じく昨晩の味噌汁に豚肉を少し加えたりして、ほとんど調理することなく、残り物で済ませる。その後、リトルKの世話をしたり、合間に論文の続きを進めたり。そんなことをしている間に、気づいたら日付が変わっている。

今日のブックマーク


#日記 #3月25日

20223月25

朝、起きるとやや頭痛の気配。ロキソニンを入れて仕事始め。朝30分の研究タイムでは、論文の構造を書き出す準備をするところから。テキストで、かつ、いい感じに図式化するような方法はないものか。Notionで使えるMermaid記法を使ってみたが、文書構造の図解には向かない。普通に、Markdownで書くことにした。

昨日の学位授与式は欠席したのだが、早くも学位記が郵送されてきた。優秀修了の表彰もしていただき、ありがたい。博士後期課程はもっとやっていかないとなあ。

昨日教えてもらって注文しておいたAnker Nano II 65Wが、すぐに届いた。持ち歩くための電源はAnkerのUSB Type-Cが二つ出るものを買って使っていたのだが、結局いつも一つしか使わない。それで、この小ささでMacBookに十分なワット数のあるものということで買い求めたのであった。

今日は1 on 1が多かったのだが、その中で、40代としての今後の成長や将来へ向かってどうしていくかみたいなところについてどう考えているのかと問われ、ひととおり思うところを話す。個人的な動機というよりは、必要のあることをただやるだけ。しかし、逆方向から見ると、必要なことをやることが個人的な動機を満足することにもつながるということなのかもしれないが。

もろもろ終えて、頭がぼーっとしてきてしんどいので、少し眠る。起き出して、ストレッチしながら、注文していたのが届いた『杉本博司自伝 影老日記』を読む。ストレッチが進んで柔軟性が増しているのだが、そうなると今度は、柔軟でない状態に対する耐性が低くなってきているという感じがする。少し硬くなっていると気持ちが悪いし、頭痛もしてきたりする。困ったものだ。

夕食の後も、杉本自伝を読み続け、読了。すでに読んで知っていたりするエピソードもあり、総集編のような趣もあるのだが、極めて面白い。惜しむらくは、古美術商時代のことがほとんど書かれていない。書けることも書けないことも、たくさんの面白い話があっただろうに。その点だけが少し残念である。

20213月25

今日と明日は終日経営合宿。とはいってもオンラインだし泊まりでもないが。中期計画を実現するために、もっとやっていかねば。

研究計画提案書は、あとは先生方に承認をもらって提出するだけなのだが、主指導の先生の連絡がつかない状態なので、とりあえず必要な方面にメールを送っておいて、期限前にやるべきことはちゃんとやってますよね、という手を売っておくことにした。万が一間に合わなかった場合に、教務課に抗弁できるように。事態には、着々と処する他ないのである。大人力。

夕食を食べながら、月曜から今日までの「おちょやん」を観る。

渋沢栄一のドラマを観たり評伝を読んだりしている関係もあって、なんか「産業を作る」みたいなスケール観について考えたりしていた。渋沢の時代は、そもそも近代的な産業そのものを、しかもいくつも作り上げるところからのスタート。まずは銀行を作ってから、紡績や重工業など幅広く企業を興していったのだが、単にいち企業を作るという視座ではなく、「産業」として、つまり公益に資するものであり、自分たちだけでなくその上で様々なプレイヤーが活動する土台を作っていったわけだ。いま渋沢のように考えるなら何をやるべきなんだろうか、みたいなことを思ったりする。

20203月25

先週頭から、研究所でやっている毎朝10時の勉強会に参加するようにしていたのだが、一昨日、昨日と遅くまであれこれやっていたために今日は起きるのが無理で、10時半まで寝てた。面白くなって遅くまでやるのもいいけど、もっとサステナブルにやらないとなあ。

ここ10日ほど鹿児島県内の最新感染動向 | 鹿児島県新型コロナウイルスまとめサイトというサイトの開発に携わっていて、もろもろ調整がついて夕方にリリース。フロントエンドの勉強にもなってよかった。

数年前にSublime Textのプラグインを書くためにPythonチュートリアルを一通り読んだことがあったのだが、それ以来でPythonを書く機会が出てきたので、あらためて眺める。まあなんか勘で書けはするので、わからなくなったらまた立ち戻ればいいかな。

東京での新たな感染者が今日だけで40名を超え、都知事が会見で外出の自粛を要請する事態に。いよいよヤバい感じだなあ。夕食にイカともやしのバターポン酢炒めを作って食べながら、NHKプラスでニュースを觀る。

20193月25

鹿児島へ。K-Rubyという、地元のRubyコミュニティのイベントに参加。コミュニティの凝縮度が高くて、職業エンジニアはもとより、大学の学生さんや先生方も普通に発表しているし、話題も多岐にわたるし、とても素晴らしいと思う。その後、「さつま居酒屋 えご家」で鹿児島の美味しいご飯に舌鼓を打ったあと、例によって「ワインバーしろ」へ。さらに、「小金太」のラーメンで締め。

20183月25

昨晩は、日記を書いた後、For Morandiの5作目を作ったり、「ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)」を読んだり。

「ブルーピリオド」は、ひょんなことから美大を目指すことになった高校生の成長物語という感じの漫画。油絵に対する、かなり古典的なアプローチを描いていくのだが、美大を受験する子らって、実際こんな感じなのかなあ。まったく知らない世界なのでわからないけど。

ワタリウム美術館へ「マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーン」を観に行く。マイク・ケリーといえば、ソニック・ユースのジャケットにもなったぬいぐるみというイメージしか持っていなかったのだが、今回の展示はDAY IS DONEと総称される「課外活動再構成」というミニムーヴィー集が主体。キッチュなイメージと悪意満載な映像ばかりで、観ていて胸くそ悪くなる(別に悪い意味ではない)。いろいろ解釈のしようはあるのだろうけど、嫌な体験や感情をいつまでも忘れずに執着して表現したものがヤバくて面白い、という端的な見方でよいのではないかと思える。

「うつわ楓」による。先日通りがかった時は改装中だったのだが、ファサードが全面的にモスグリーンになっていて驚く。常設展だったのが残念と思いきや、壁に掛けてあった杉尾信康さんの陶板をひと目みて購入を決める。陶板をキャンバスとして、釉薬で絵を書いている感じ。陶板を支持体として、火入れによる偶然性を取り込む「絵画」があるというのは、自分にとっては目から鱗の発想だった。この方の他の作品をググってみたのだが、とても素敵。個展開催情報をウォッチしないと。

ここしばらく、うつわに対してグッとくることが減っていて、自分の興味が変わってしまったのか、あるいは目が悪くなってしまったのかと思っていたのだったが、単に観る機会を作っていないだけで、いいものがあれば一瞬でそれとわかるのだということを再認識して安心した。たくさんのうつわがフラットに並べられていたとしても、いいものはちゃんと目に飛び込んでくる。うつわもそうだけど、それに限らずもっとあれこれ観て、そういう体験を増やしていきたいなあ。

そこから近くのOVEで開催されるRice Girlさんのイベント、Micro-seasonal Dinner Series: Spring 2018 Tokyoへ。Rice Girlさんは日本のお米の良さをもっと知ってもらいたいということで活動しているそうで、このイベントもその一貫とのこと。ウェルカムドリンクから、室礼、もちろん料理とお酒、最後のお土産まで、細部まで神経が行き届いていた完璧なもてなし。感嘆いたしました。最高に素晴らしいイベントだったなあ。

そこで撮った写真を使って、Paintingシリーズの2作目を作った。桜。

20173月25

アナキズム入門 (ちくま新書1245)』を読んだ。生の充溢だ!