5月17日の日記一覧
2024年5月17日
今日も夜は技術関連の取り組み。このところ関心をもっていたことについて、調査と検証。いけそうな見込みはあるのだが、いかんせんやりたいことが大き過ぎて、やり切れるきがしない。少しずつでも進められるような形にしていかないとなあ。自分のテンションの問題もある。
自分が直接あれこれと動いたところでぜんぜん組織的なレバレッジはきかないし、そもそも技術力がたいして高いわけではないのだから、なにか特別なことができるわけでもない。しかし、それでもやらなければことが始まらないのでやっている。そういうこともある。
ふつうにいうところの技術力そのものはたいしたことはなくても、ある程度の形を作るみたいなことはかなり速くできるほうだとは思う。経験や知識による見通しがそこそこきくこと、本質的にだいじなことを判断する速度と質の筋がいいということによるのだと思う。
一方で、その先につきつめていくみたいなことについてはあまり強い動機を持ってやっていくことはできなくて、もちろん仕事ならやるのだけど、すごく楽しくてやるという感じではない。それこそ他にもっとできるひとがいるだろうし、非常に重要なことである。
ただまあ、かといってそこに特化してやっていけるほどの強みかというと、そういうわけでもないし。もちろん、より本質的には、形にしたものをものにしていって、成果につなげていくことをしなければ意味がないし、そういうことをしなければならないとも思う。
自分の力が足りないからうまくできないのか、あるいはこの状況だと他のひとでも似たようなものなのか。まあ、わりと後者よりな気もするのだけど、かといって、だとしたらなんなんだという話でもあるわけだから、なんとかする他ないんだよなあ。
2023年5月17日
昨晩は、寝床で吉田健一『わが人生処方』を読み始める。彼がこの辺に収められているエッセイを書いていた年齢と、自分の今の年齢とは、そんなに変わらないんだよなあ。この彼我の差よ。まあ、そういうことをいいだしたらキリがないのであるが。
画像生成AIに関して、近頃また様々な切り口から話題になっている。昨年、Stable DiffusionがOSS化されたあたりに触って以降あまり触れてきてなかったので、エコシステム込みでキャッチアップしなければなあと思う。それで、NeosVRをやらなくなってからほぼ放置していたPCを立ち上げ(WIndows11にアップデートするとかはしていた)、Stable Diffusion Web UIを入れてあれこれ触ってみたりした。
また、LLMの方でも「サイバーエージェント、最大68億パラメータの日本語LLM(大規模言語モデル)を一般公開 ―オープンなデータで学習した商用利用可能なモデルを提供―」というリリースが出ていたので、ついでにPCでJupyter Labを起動して動かしてみた。3Bモデルはけっこうサクサク動く感じ。7Bモデルは、RTX3080 Tiだとメモリが12GBしかなくて足りないようで、かなり時間かかる感じ。
あれこれやってみたくなることはあっても、自分の知識が足りなくてよくイメージできないということも多い。もうちょっと腰を据えて取り組んでいく必要がありそうだ。
今日のブックマーク
- サイバーエージェント、最大68億パラメータの日本語LLM(大規模言語モデル)を一般公開 ―オープンなデータで学習した商用利用可能なモデルを提供― | 株式会社サイバーエージェント
- NVIDIA Container Toolkit (NVIDIA Docker) は何をしてくれるか - Qiita
- Google Colab で OpenCALM-7B を試す|npaka
- [hiromichi kamataさんはTwitterを使っています: 「GPT-4のブラウジング機能が開放されたので、会社の先輩が最近CVPRに通した論文をGPT-4に査読させ直してみました この論文には私も軽く目を通しているのですが、部分的に誤解している箇所があるとはいえ、かなり的を射たreviewを返してくれています 論文投稿の際の壁打ちとしてかなり有用そう](https://t.co/krGrcFZPaH」 / Twitter https://twitter.com/chagallblau/status/1658501564674486272?s=12&t=oh3PTeK1YGO3XG0c-mdpyQ)
- rinna、日本語に特化した36億パラメータのGPT言語モデルを公開|rinna株式会社のプレスリリース
- 「Web会議室の機器こそ “オーバースペック”を」 情シスコンサルのプロがおススメする製品の実力とは - ITmedia ビジネスオンライン
- CyberAgentの日本語言語モデルを試してみる - きしだのHatena
#日記 #5月17日
2022年5月17日
いろいろ懸案やらやることやらあって、朝いちのミーティングからずっと走り続けた感じ。隙間時間には、開発チームでいま取り組んでいるプロジェクトのうち、自分がシュッとやれそうなタスクをいくつか取って実装していく。といっても、特に大した内容ではないのだが。
それでもまあ、コードを書くのは楽しいものである。しかしいろいろ慣れないのと、仕組みが複雑なのとで、けっこうハマる。ここ数日、Webシステムのアーキテクチャに対していろいろと思いを馳せていたのだが、あらためて考えが深まるきっかけになった。
夜は、久々に東京に出張してきた同僚と「俺のハンバーグ 渡なべ」でご飯。元気そうで何よりであった。どんどん面白いことをやっていきたいものである。
帰宅した後、さらに落ち穂拾い的実装の続き。もうちょっと大きめのところで手を入れたいところもあったりするのだが、そのためにはもうちょっと勉強が必要そうだ。それにしてもReactについて実装レベルでは全然わからないので、ちょっとやっていかないとなあ。
矢内賢二『ちゃぶ台返しの歌舞伎入門』、今尾哲也『歌舞伎をみる人のために』が届いていた。このあたりの本をもれなく読んでいって、さらにもうちょっと学術書的なところに進んでいきたいところ。
2021年5月17日
今日は朝から晩までしゃべり詰めだったなあ。何か考え事をするとか物書きをするとかの能動的な行動は、そういう時にはできないなあ。でも、どんどん物事がpushされてくるのをパシパシさばいていく感じにできるほうがふだんの仕事としては能率はいいので、そういう感じに時間を使えるようにしていきたい。となると、能動的な仕事は夜にやることになるわけだが。まあしかたなし。
昨晩、寝床で読み始めた『K-POP 新感覚のメディア』の続きを読み、読了。2007年にアイドルファンをやめてから、もともとテレビを観ないのもあって、K-POPについて少女時代の歌を何かで観たことがある(人物は一人も知らない)以上の知識がなかったので、新しい情報でいっぱいの本だった。いまどきのK-POPについてよく知ってる人にとっても、80年代の韓国歌謡からの歴史を語るこの本は、韓国におけるポップカルチャーの文脈を知れる情報源になるのではないか。
読みながら、出てきたグループをYouTubeで検索して少し観たりしていた。90年代のラップグループ、ソテジワアイドゥルが何百万枚も売り上げていたというのは驚き。K-POPがラップを入れ込むことをフォーマットとしていることの淵源。黎明期的なスカスカな感じもあるが、けっこうロックっぽい感じの曲もあって、普通にかっこいい。また、BIGBANGのG-DRAGONさんがめちゃくちゃかっこよくて、ヤバい。彼もSMやYGで11年ぐらい練習生をやっていたそうで、そういう規律的なところからああいうグローバルに通用する感性が生まれ、許容されているというのは、日本のアイドル文化を思うと考えられないという気がする。
夕食を食べながら、今日から始まった新作の朝ドラ「おかえりモネ」を観る。「おちょやん」が面白かったので朝ドラもチェックするかという気持ちで、とりあえずしばらく観てみる。面白いかどうかはわからないなあ。映像がある種の若い女性カメラマンが撮るような明るくてモワレや虹的な色彩を用いた感じで、NHKのドラマっぽくないなと思う。彩雲の話などが出てきて、どうも天気に関係する話のようだ。キャストが豪華だなあ。
注文してあったのが届いた『ためぐち韓国語』(著者のひとりは四方田犬彦さん)を読み始める。ためぐちのフレーズを見開き2ページで著者ふたりが解説するというもの。友達どうしや若者たちが使うような軽口が集まっている。自分で使う言葉としては、最初に学ぶのはあまりよろしくないだろうけど、TWICEの動画をYouTubeで観る時に役立つかもしれない?と思って。いまのところ、単語はほぼ何もわからない(韓国ドラマを観てるKの方がよく知ってる)ので、その辺もやってかないとなあ。Duolingoをついでに少しやる。音声による発音が、これであってるのか不安な気がするのだけど、どうなんだろう。
2020年5月17日
今日も9時20分から17時20分まで講義。午前は東芝エレベータの方と寝具の西川の方のお話をうかがったあと、座学。エレベーターは昔から遠隔監視をしていて、IoTの源流だという話に納得。IoT機器の故障検知みたいなところにも興味あるので、積み重ねがありそうで学べそうだ。西川の方の話も面白くて、スリープテックやヘルスケアIoTみたいな切り口で他者とも組みつついろいろやっているようだ。伝統的な企業がそうやって新しい取り組みをやっていってるのはすごいなあ。
企業事例は、コーディネートしている先生が元東芝の方だからか東芝が講義の提携先になっているようで、その関係者が多い。大企業でかつ製造業という、縁遠い世界の話をあれこれと聞けるのはとても面白い。やってることのスケール感が、物理的に大きいのは面白いところだなあ。また、これだけ先生しにきてくれるほど人材豊富なのもすごい。自分もそういうスケールで話せるようなことをやっていきたいものだなと思う
昼はグループワークと発表で終わり。新しいツールをいろいろならって、実務で使うこともあるかもしれないと思う。ともあれ、今日で9日連続講義(1コマ100分×24コマ=2,400分=40時間)の受講が終わり。来週からは、土日と平日1日あるかどうかぐらいの定常状態に落ち着く。この9日間がなぜか講義がびっちりつまっていて大変だった。でもまあ、どの講義もまさにいま必要なものという感じだったし、集中して知識を叩き込めて効率良かったなあ。在宅でできたのもよかった。
とてもうれしいお知らせをきく。
本を読んだ後、夕食を作って食べる。食べながら、「お父さんに会いたい〜“じゃぱゆきさん”の子どもたち〜 - ETV特集」を観る。2008年に婚外子国籍訴訟で国が敗訴した結果、国籍法が改正され「出生後に日本人に認知されていれば,父母が結婚していない場合にも届出によって日本の国籍を取得することができるようにな」(法務省:国籍法が改正されました)り、日本国籍を求めるいわゆる「じゃぱゆき」さんの子どもたちが多くなっているとのこと。そういう経緯があったとは知らなかった。
その後、新しく始まることになったプライベートなプロジェクトについての調べ物で夜中まで。
2019年5月17日
新美で「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」を観る。マリア・テレジアの子、ヨーゼフ2世によるウィーンの近代都市化から始まり、フランス革命とその後のナポレオンによる覇権の後遺症としてのビーダーマイヤー様式が19世紀末の百花繚乱を生む礎となったとし、クリムト、エゴン・シーレのみならず、ウィーン工房や分離派周辺で花開いた様々な領域の作品を紹介していて、なにか新基軸があるということではないものの、教育的な展覧会であった。
夜は、2ヶ月に一回グループ全体で行われる誕生日パーティ。プレゼントがあたるゲームでいつももりあがる。ワイン飲みつつ、ひとしきり騒ぐ。さらに、同僚らが飲んでいるところにジョインして、ワインをひたすら飲みまくり。続けて、コンビニでワインを買って飲み歩きながら代々木公園でしばらくいたり。なんか気づいたら眼鏡がなくなっていたり、ラーメンを少し食べたりした記憶はあもるのの、憶えていることが飛び飛びに……。
2018年5月17日
初めてのお店にいったら、うちはマニアックなものばかり置いてあるのできいたことのないお酒ばかりかもしれませんが、といわれて、普通にほぼ飲んだことあるものばかりで、それは僕がお酒に詳しいというよりは、世間的なレベルが昔からしたら上がっていて、10年前ならともかく、これぐらいはいまや普通なんだよなあみたいなことがあって、げんなりするということがあった。
2017年5月17日
会社で、部署のテックミーティングが開催されたり、その後、慰労会があったり。みんな素晴らしいなあ。
2016年5月17日
蓮實重彦先生の三島賞受賞会見が面白い。氏の書籍を昔から読んでいたり個人的な接触がある人々にとっては「もうそういうのやめたら?」とか「持ち上げる周囲がウザい」という反応があったりもするのだけど、文学をやっているひとが、その老年に至って「おもしろおじいさん」としてにわかに注目を浴びるというのはこれまでも様々に例があるわけで、そういうののバリエーションとして、蓮實先生の本をこれまで読んだこともないひとがネットの動画によってあのキャラクタに触れるというのは、それはそれで新しい事態ではあるし、楽しんでいるのだから良いのではないだろうかと思う。