7月19日の日記一覧
2025年7月19日
森美術館で開催中の「藤本壮介の建築:原初・未来・森」へ出かける。今日は「藤本壮介の建築」展 おやこでアート ファミリーアワー 第1回ということで、無料で見られた上に、ガイドツアーもあった。子供がわーわーいっててもあんまり比較的問題ないのがありがたい(子が興奮して走り回ってしまい、注意されたが)。
はじめに様々なプロジェクトがそれこそ「森」のようにびっしりと展示されている中を、蛇行しながら眺めていく構成が素晴らしい。中には、スポンジやポテトチップスを重ねたもので作ったスタディもあり、日常的な観察の中から「こういうのも面白いね」と議論しあっている感じが伝わる。手仕事の良さ。万博の建築にしても未来の都市計画にしても、どれも筋が通っているし、造形としても面白く技術的にも最先端で、非の打ち所がないと感じる。そのことが、やや気味の悪さすら感じさせる。
5階のRIGOLETTOで食事。初訪問。ワインセラーを通って入店する趣向が面白い。リトルKはひたすらフライドポテトを食べ、ほとんど一人で完食。料理もお酒も良い感じだし、広々としているし、またきてみよう。
帰宅して、リトルKを寝かしつけ。なかなか寝ない。この頃は「じぶんでねる」と言い張って、しかし放っておくとしばらくするとこちらにやってきてちょっかい出してくるループが続く。いつの間にか寝入ったリトルKと、一緒に昼寝。
リトルKを一時預かりにあずけて、ブルーノート東京へ。JAZZANOVAのライブ。開場して間もない時間に着いたのに、すでにほとんど満席。すぐ近くでDJをしている沖野修也氏のプレイを聴きつつ、お酒をいただく。JAZZANOVAのライブは、最初はわりとゆったりめだったのが、終盤にかけてめちゃくちゃ盛り上がって、とてもかっこよかった。最高。ドラムとベースの音の良さが印象的。大人が粋に遊べる場所が他にあるんだろうか、みたいなことを考える。
リトルKを引き取って、帰宅。マンションの入り口で、地面をツマグロヒョウモンの幼虫が歩いているのをリトルKが見つけた。一緒にすこし触ったりした後、植物のあるところに置く。その後、「ままはらいぶにいった」というので、Kにライブに行ったことを話したの?と訊くと、いってないという。親同士の会話でちょっと話したかなんかを憶えていたのだろうか。
嘉田勝『数理論理学』が届いていたので、最初のあたりを軽く読む。先日から読み始めた『ことばの意味を計算するしくみ』の前提知識を仕込んでおきたい。その他、『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』、『FRAGMENT UNIVERSITY 藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング』を読み始める。
昨日から腰回りが痛いのでシリコンボールでマッサージしていたのだが、今日はライブで椅子に座ってると痛みが強まってきた。ライブが盛り上がってるうちに痛みを忘れたのでその時は良かったのだが、その後また痛み出す。リトルKを寝かしつけているうちに引いてきたのだが、座っているとまた傷んでくる。
2024年7月19日
社内のCTO合宿2日目。今日は、AI前提のプロダクト開発をテーマにディスカッションとフレームワークの整理。業界全体として、個別のtipsみたいなのはたくさんあるけど、全体観が足りていないと思う。そのへんを早いとこ確立して、進めていきたい。
今日も頭痛がしており、風邪のせいなのか首こりのせいなのかよくわからない。首のせいな気がするけど。ベッドで枕で寝るから首が痛くなる。それならビーズクッションとかで寝るほうがいいんじゃないかという気がする。それはそれで睡眠の質が悪化する問題があるが。
夜中まで、会社のプロジェクトのコードをあれこれといじる。だんだんわかりつつあるが、それでもやっぱり、まだ解法にいたらない。慣れた技術ならそんなに難しく思わないかもしれないし、そんなこともないかもしれない。しかし、慣れるまでだいぶかかるなあ。
こういうときはいったん目の前のことはおいといて、そもそもいちから理想的に作るならどうするかを考え直す。そうしないと、足元のことに引っ張られて、余計な苦労をした挙げ句にあまりうまくいかないということになりかねない。ちょっと俯瞰してみてみること。
機能を追加する場合はAIでいい感じにできる場面は多かろうけど、設計がまずいものを大幅に改修するみたいなのは、うまくできない。そちらの方が、人間にとっても難しいタスクであることが多かろう。そのへんをできるようになると大きく変化しそうである。
2022年7月19日
朝から集中して仕事に取り組んでいたら、夜にはストンと電池切れみたいになって疲れてしまった。
夕食後、『ゴールデンカムイ』の続きを読む。この漫画で一番感嘆を覚えたのは、時代と場所の設定である。アイヌを取り上げるのだとしても、何を打ち出したいのかによって、いくつか選択肢はあろう。そんな中で、明治末期を持ってきたのはほんとにすごい。アイヌはもとより、開拓者たち、軍人、北方の諸民族、ロシア人等、現在の日本では考えられないような多様なキャラクターを設定できる時代である。
この漫画を読んでいて、『100年前の写真で見る 世界の民族衣装』という本を読んだ時にも思ったことだが、あらためて世界から多様性がどんどん失われて久しい100年だったのだなあということを思う。現在、多様性というのは尊重されるべきこととして称揚されているが、それとこれとはどういう関係にあるのか。
いまいわれている多様性とは、個人の属性や思想のようなことだろうと思われる。一方で、失われていった多様性とは、多元的に存在する集団的なアイデンティティなのだろう。そして、そうした集団的アイデンティティは、むしろそうした個人的な多様性を抑圧することだと考えられることが多かろう。そういう面も確かにあるだろうし、理屈の上では両立だってできないわけでもないはずではある。そういう道は、現に可能なのだろうかということを思ったりした。
ストレッチしながら漫画の続き。
2021年7月19日
昨夜は2時過ぎまでコードを書いて3時前に寝たのだが、案の定5時ごろに目が覚めて、それからずっと頭の中で設計や実装がぐるぐるして眠れなくなってしまった。その後、2時間ほど浅い眠り。9時には起き出したのだが、体も頭も怠い感じ。おまけに頭も痛くなりそうだったので、ロキソニンを服用。困ったものだ。その後、出社して、ミーティングしたり、1 on 1したり、インタビューの収録をしたりなど。
「美術手帖ー特集:女性たちの美術史」を読む。知らなかった方も多くて、面白い。開催中の「アナザーエナジー」展や秋に開催される「フェミニズムズ」展などの注目すべき展覧会が続いている中で、タイムリーな企画である。具体の田中敦子さん、山崎つる子さん、九州派の田部光子さん、フルクサスの久保田成子さんのような前衛グループの中の女性という立ち位置の方々から、富山妙子さん(今年100歳)や三島喜美代さん(今年88歳)のようなインディペンデントかつ強烈な個性を持った方々まで、幅広いアーティストを取り上げている。
夕食を食べながら、きばるんさんの生誕インスタライブを観る。元気そうで何より。音楽をかけまくっていたら、ライブ中に隣の人がドアをノックしてきて「うるさい」とたしなめられるという事件が起こった。それでテンション下がってしまったのがウケる。どんだけうるさくしていたんだろうか。
睡眠不足の余波でだるい感じなのが続いていて、しかし夜になったらちょっと回復してコード書くかみたいな気持ちにもなったが、今日はやめておく。
2020年7月19日
昼からJAISTの東京サテライトで行われるゼミに参加するために品川へ。入学後、初めて行くのであった(それまで、ゼミと入試で2回だけいったことがあっただけ)。ゼミでは、参加者それぞれの近況報告とか、研究内容の相談など。自分は、近況とともに情報推薦をやろうと思い始めていてみたいな話をしたら、突然よくわからんこといいだしたみたいな感じになったので、なんか形にして出さないとなあ。
ゼミの後は『自然言語処理〔改訂版〕 (放送大学教材)』を読む。先日まで受けていた授業の復習みたいな感じ。なんかもっとひとに説明できるぐらい身につけたいなあ。その後、渋谷の丸善ジュンク堂によって本を眺めたり。『最短コースでわかる ディープラーニングの数学』のKindle版を買う(もうこういう系はいいかなと思いつつ、寝る前のおともに)。次は買っておいてあるチャート式を読もうかなあ。特に、線形代数とか全然わからないし。なんか色々ほしい本はあるのだけど、どうにも研究の方に気持ちが引っ張られていて買う気にならず。
お惣菜をあれこれと買って帰宅し、夕食。食べた後、論文読み。先日読んだ『深層学習による自然言語処理 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)』から拾った論文を読み始める。その本で参照されている論文も、できるだけ読んでいきたいものだ(140本あるけど……)。そういえば先日、いかにも強そうな研究者の国際カンファレンスまとめスライドみてたら数百本を読んでその会議での動向をいろんな切り口でまとめたりしていて、そもそも頭の作りがまったく違う……とげんなりしたのだった(自分などは頭のメモリに論文数本ものらない)。
めぼしい論文はMendelyにカテゴリごとにフォルダを作って放り込んであるのだが、あらめてそのカテゴリを観てみると、いろいろやりたいと思っていることがいっぱいあるなあと思ったり。そのどれもやっていきたいが、あれもこれもやってもしかたないしなあ。しかし、一度それぞれにどういうことをやってみたいか書き出しておくのはよさそうな気もする。研究ネタ的な。副研究テーマも決める必要があるし。
先日お話をいただいていたCode for AMAMIについて、さっそくサイトがオープンしていたのでSNSで紹介したりなど。なにか手伝えることあるかなあと思いつつ、やれることをやってみようという感じ。
2019年7月19日
夜は、ピーター・バラカンさんのトークイベントのため馬喰町へ。前回同様、バラカンさんが選んできた音源を、ジャケットを投影しつつかけていきながら、お話するという内容。語り口がとてもよくて、自分も本当はとても音楽を好んでいることを思い出させてくれる。
その後、フクモリで夕食をたべた後、六本木から麻布十番へシーシャバーをはしご。
2018年7月19日
夜はHemelでA.H氏らと飲み。いろいろ面白くできそう。
2017年7月19日
終業後、懸垂マシーンで懸垂したり、コードを書いたり。持ち手を広げての懸垂、いまのところ全然できないのだけど、半年練習を続けて、5回はできるようになりたい。
2016年7月19日
今日でバタバタするのも一段落ついたので、もうちょっと長い目で考えることに取り組む。
帰宅後、ご恵贈いただいた『Atom実践入門』を読み始める。その後、興味をひいたコードの読み書きをする。