2024年8月17日
夏季休暇中は、日中は子と遊んでいる。いまではご飯も同じものを食べているし、アイスやお菓子を食べようとすると強くせがんでくるので、おやつも一緒。XGのMVを流して歌ったり踊ったりもする。最近配信開始された坂本龍一のアルバムは、全然聴くそぶりがなかった。
その坂本龍一のアルバムOpusは、NHKで放送されたドキュメンタリーでも放送された演奏をまとめた20曲からなり、長編映画として公開予定とのこと。そのドキュメンタリーも胸を打たれる内容だったが、アルバムを通して聴くと、これまでの坂本を聴いてきた歴史がぐるぐるめぐる。
彼の音楽を熱心に聞いていたのは90年代までだったが、この数年、病状が伝えられるのを見て、その後の20年のアルバムも折に触れて聴いてはきた。Asyncなどのようなオリジナルアルバムはリリース時にも聴いてはいたが、あまりピンとはきてなくて、結局聴くのは昔のものばかり。
坂本の曲で一番好きなのは「美貌の青空」で、アルバム「SMOOCHY」が初出である。そこでは歌ものとして収録されており、坂本の、うまいとはいえない決していえないものの、声の良さがある。この曲には、香山リカ氏の名文とともに、若い頃に大きな影響を受けた。
その「美貌の青空」の演奏もOpusには収録されている。これまでピアノバージョンの録音もいくつかあったが、この演奏は特に素晴らしい。坂本の「晩年のスタイル」というものがあったのかわからないが、実に見事な「晩年」の生き方を示したのは間違いない。