2025年12月6日
今日もKとリトルKがいないのでひとり。まだ観てなかった展覧会へ行こうということで、東京都写真美術館へ(と書いていて、SPACETIDE Career Connect 2025 Winterに行く予定だったのに忘れていたのに気づいた)。「遠い窓へ 日本の新進作家 vol. 22」、「作家の現在 これまでとこれから」、「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」を観る。
3階の新進作家展は、特に寺田健人氏の「想像上の妻と娘にケーキを買って帰る」のうちの、サラリーマンっぽいシリーズに感銘を覚える。子供がスマホで撮ったかのような画角とブレで、不意に風呂やトイレを開けた様子が写し出されている。いま見ているこちらの認知スキーマがガラッとズラされ、あれ、いないんじゃなかったの?本当はいるのでは?という。
2階の展示は、大物ぞろいだけあって圧巻。川田喜久治氏の、Instagramでアップしていたシリーズは、今年で92歳という年齢など何も関係のない、圧倒的なかっこよさ。
地下1階は、ペドロ・コスタの映画世界をビジュアルと音のインスタレーションにしたてた展示。没入感が高く、見入ってしまう。薄い布に映し出されているのが、寝てる様子の写真なのかなと思っていたら急に動き出して歌い始めたので驚いた。さらに、短編3作品(「6つのバガテル」「タラファル」「火の娘たち」)を観た。他のもあれこれ観たいなあ。
ペドロ・コスタ展のカタログの他、2階のNADiffで以下を購入。
- 佐々木敦『映画よさようなら』
- 飯沢耕太郎、大山顕『写真は死んだのか? いまこそ写真の純粋な驚きを語ろう――写真史、SNS、生成AI、無意識、心霊写真』
- 「IMA Vol.44. Autumn/Winter 2025」
お茶しながら、JAXAの有川善久氏が登場している【クマ出没予測、違法伐採監視に貢献】「だいち4号」元プロマネに聞く、日本の人工衛星の凄さ/NASAの方針転換/宇宙開発「官から民へ」時代のJAXAの役割/衛星の数「まだまだ足りない」/有川善久×茜灯里、先日たずねたiREX2025のGMO AI&ロボティクス商事のブースでのものづくり太郎氏のレクチャー「2025国際ロボット展ステージ|〜製造業系YouTuber〜ものづくり太郎氏が語る「ヒューマノイド進化の最前線」」を観る。
帰宅したら、阿部公彦『英詩のわかり方』が届いていた。落ち着いて詩を読める暮らしをしたいものである。その後、ひたすら買ってきた本を読む。
90年代、大学生の頃に熱中していた批評家たちが、60歳前後でのきなみおかしくなってきて、中には亡くなってしまった方もいる。おじさんをこじらせてる感じ。元々そういう面はあったんだろうとは思うけど、その歳になってそんな感じの姿を見るのは厳しいものがある。自分もそうなってしまわないようにしないと……と思う。「令和人文主義」なるタームが盛り上がっていたが、こじらせおじさんになりたくないもんなあ、若い人文志向の人々の方がずっといいと思う。