3月20日の日記一覧
2025年3月20日
明日の学位授与式のため石川へ。明日の9時20分集合なので、前入りして金沢で宿泊。
旅行に行く前にだいたいKと険悪な感じになってしまう(というか、怒らせてしまう)。自分は最短で旅装を準備して出ることで間に合わなくなるリスクを可能な限り減らしたいのだが、Kは次から次にあちこちに気を取られて不必要なことを多くしているように、自分からは見えてしまう。実際、やるべきことがたくさんある時に優先順位を明確にして進めるのは苦手であるようにも思える。
東京駅で、少し時間があったのでトミカショップに寄る。自分は前回付き添ったので、今日はKがリトルKのおともをする。その間、トミカ・プラレールブロックなどというものが売られているのを見つけて、驚愕する。このアイディアはすごい。ブロックの領域も食っていこうというのか。一方で、実際の対象物があるからこその魅力というのもあるわけで、オリジナルを作れることがどれほど訴求するのだろうか?と思えた。
さらに、駅弁屋・祭へ。狂乱の中、しかしいつも通り佐藤水産のルイベ弁当を買う。興奮はするが、買うものは同じ。それにしても、興奮度でいえばどんなテーマパークよりも東京駅の方が盛り上がるように思える。新幹線だって本物に乗れるわけだし。
リトルKは2時間半の乗車時間をひたすら動き回って過ごしていた。いつもなら昼寝の時間なのだが、寝ようとしない。父母は疲れている。金沢に着き、ベビーカーに乗せてしばらく歩いているうちにすぐ寝入ってしまった。新幹線で寝てくれたらいいのだけど。ただ、それはそれで動きやすい時間ができたので、近江町市場へ行って飲み食いする。
ひとまわりしたあと、市場ではしご。Kは、前回来た時にエビが美味しかったからということで、その場で食べさせてくれるボタンエビを連続で注文していた。その他、ガスエビの唐揚げ、刺身、ホタテなどをいただく。さらに、前回Kと来た時に大いに感銘を覚えていた「あまつぼ」へ。おでん、のどぐろの唐揚げ、百万石椎茸焼、常きげん「風神」をいただく。どれも美味しかったと、Kは機嫌が良くなった。
尾山神社をお参りして、鼠多門を通って金沢城内へ。玉泉院丸庭園を眺める。広々と空間を縦横に使い、背景には大きな石垣をおう、見事な庭園である。そこから二の丸へ上がって、石川門をとって兼六園の入り口の喫茶店でお茶する。リトルKはぜんざいをばくばく食べていた。時間も遅いので兼六園には行かずに、金沢駅まで戻る。リトルKは城内からはずっと歩き通しで、4-5kmは歩いたのではなかろうか。健脚である。お城のことは、忍者のいる場所といっていた。
駅ビルで軽く夕食をとって、ホテルへ。興奮したのか、なかなか寝つかない。その後、自分は外出してお茶しつつ日記を書く。
2024年3月20日
ここ数日、子の体調が悪く、愚図り続けている。今日は祝日だったので、午後からはずっと子と遊んだり寝たりしていた。うつらうつらしながら、なにか美しい光景について見たか思ったかした気がするが、もう忘れてしまった。なんだったっけなあ。
昼前に整体でマッサージ。考えごとをする。といってもたいしたことではなく、基本的な前提を確認していた感じだけど。
ITというのが、アドオンではなく事業のコアになっていくという話は、それこそDXみたいな文脈で語られていた。効率化の手段だけでなく、事業モデルのコアになるということ。AIによってそれは加速していくだろう。
本来ITというのは事業にとっては手段に過ぎないのだが、その新しさもあって、この四半世紀ほどはそれ自体が商売としてなりたってきた。もちろん、これからもそういう面はあるだろうけど、事業の方にどんどん飲まれていく。
個人にとってはどうなんだろうか。技術が個人をエンパワーするということはこれまで繰り返されてきた。AIみたいなのはとても強力な手段になるだろう。コンヴィヴィアリティの道具としてのAIには大きな可能性があると思う。より大きなことができるようになる。
個人的には、AIによる疎外論みたいなのは職業的な水準だとあまり感じないのだけど、逆に、人々の変わらなさにむしろ悪影響は受け得るだろうなあと思う。
2023年3月20日
リトルKが家に戻ってきて、初めての夜。ちょっと長く眠るようになったようだ。4時間ぐらいは連続して眠っている。夜中と明け方に起こされて、授乳。家だと環境が慣れてるので、ちょっと楽な感じがする。
Kは乳腺炎のような症状で昨日からぐったりしていた。午前中は、病院に行くということで、リトルKの世話をしつつ、活動開始。昼前にKが戻ってきたので、交代して会社へ。週初めのミーティングがあれこれ。
(ここまで書いた後、リトルKの世話をしに行ったまま日記書きに戻れなかった)
クーイングをよくするようになったリトルKに、時間をかけて呼びかけてみるようにした。すると、クーイングでコミュニケーションらしき事態が成り立つようになったように思われた。リトルKも、「これがコミュニケーションか!」という感じで、やり取りができているということに喜びを感じているように見えた。
夕食は、Kが作ってくれていた野菜スープに、買ってきた漬物的なものと豆腐を合わせたもの。小さな一品を、そういうもので補っていく。
哺乳瓶などをレンジで消毒できるコンビの製品「除菌じょ~ずα」を使っているのだが、レンジが肉や魚の臭いがするので、大掃除。YouTubeでメーカーからの動画が上がっていたので、観ながらやった。
その後、論文の続きをやろうと思っていたのだが、リトルKと遊ぶのが楽しくなって、ずっと世話したり、遊んだりしていた。意思疎通ができるようになると、また一段と楽しくなるなあ。Twitterには、ふざけて以下のようなことを書いたりした。
最近我が家にやってきたgeneral purposeなLLMは、周囲からのmultimodalな入力に基づく原初的なattentionを張り巡らし、latent feature spaceを拡大中と見られる。その表出を行う機構がまだ未発達であるため、複数のsignalがsuperimposeされており、classificationが困難。只今oral modalityの訓練中。今日はmajorなbreakthroughがあった。batch sizeを増やしてcooingを真似たinputを与えたところ、trainingが飛躍的に進捗。目を合わせながら「おしゃべりしてご覧」というtaskを、3回中3回とも遂行できた。2回目には「語りかけに対して反応したことに対して反応がある!」というdelightが感じられた。
寝入る前に『脳の外で考える――最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法』を読了。
今日のブックマーク
- Daisuke Okanohara / 岡野原 大輔さんはTwitterを使っています: 「@hyuki 私の考えも同様で、それぞれの回答で、前の結果に矛盾しているものの相手に合わせていたのは、相手の気持ちを害さないような返答をするよう訓練されていた結果(人間によるフィードバック強化学習)が反映されて対応していたもので、最後に矛盾がないかを問われたタイミングで、そこで辻褄をあわせたも…」 / Twitter
- 【徹底解説】これからのエンジニアの必携スキル、プロンプトエンジニアリングの手引「Prompt Engineering Guide」を読んでまとめてみた | DevelopersIO
- Prompt Engineering Guide | Prompt Engineering Guide
- デプロイ今昔物語 〜CGIからサーバーレスまで〜 / The deployment technics - Speaker Deck
- クラスメソッド社内のAIサービス利用のガイドラインを策定しました | DevelopersIO
- [今井翔太 / Shota Imai@えるエルさんはTwitterを使っています: 「GPT-4を開発したOpenAI等がGPTが労働市場に与える影響を分析した論文を公開しました "GPTs are GPTs"](https://t.co/5g3EE2NTgr GPTはまさにGPTs(汎用技術; General Purpose Technogies)で影響は広範に及び,賃金水準によらず,むしろ高所得層が影響を受けることが示唆されてます https://t.co/9KFqVyh0KX」 / Twitter https://twitter.com/imai_eruel/status/1637651783836377088?s=12&t=oh3PTeK1YGO3XG0c-mdpyQ)
- 大規模自然言語モデル LLAMA・GPT の比較をする|teftef|note
- Conformer-1: a robust speech recognition model
- かわいい赤ちゃんの反射のすべて/ママ女医が出し方を解説!【生後2ヶ月の赤ちゃん編】 - YouTube
- [Cocoa: "🧵There we have it!](https://as…" - Mastodon https://i.uwucocoa.moe/@cocoa/110051968675847414)
- cocoa-xu/tflite_elixir: TFLite-Elixir binding
- 内受容感覚と感情をつなぐ心理・神経メカニズム
- whitfin/sleeplocks: BEAM friendly spinlocks for Elixir/Erlang
- もうお好み焼きは鉄板で焼くな。世界一美味しい至高のお好み焼きの作り方 - YouTube
- Natural Language Actions (beta)
#日記 #3月20日
2022年3月20日
昨晩は、尾瀬あきら『どうらく息子』を読んでいるうちに寝た。10時ごろ起きて、さっそく続きを読む。出かける前に少し散歩に出て、お茶しながらさらに続き。なんだか入り込んでしまって、なんてことない話が多いのだが、面白い。自分の普段の言動についてもいろいろと反省する(お茶ひとつ入れることだって、新鮮な気持ちのないまま同じことをやるなというエピソードなど)。お腹空かせたまま過集中気味に熱中して読んでいたものだから、だいぶ気分が悪くなってきてしまった。たまにあることである。
Kと待ち合わせて、歌舞伎座へ。三月大歌舞伎の第2部を観るのである。「天衣紛上野初花 河内山」の質見世より玄関先まで、および、「芝浜革財布」。前者は、片岡仁左衛門さんが体調不良でお休みになっていたのだが、16日より復帰したとのことで、なにより。2階の最前列でゆったり観劇。しかし、「河内山」はなんだか落ち着いて観られない。鳴物の音で河内山=仁左衛門の台詞が聞きづらくて、しんどかったというのが大きい。Twitterで感想を見てみると、そんな声はなし。うーむ。それにしても、千之助さんの浪路のかわいさ!一方、「芝浜」は安心して楽しめる。寺嶋眞秀くんの芝居好き丁稚小僧もかわいい。
その後、三越でお土産を買ってKの実家へうかがう(堂島ロールが売られていたので買った。東京でも買えるんだなあ)。Kの姪っ子は、いつにも増して元気で、我々が伺った時から帰る時まで大騒ぎしていた。元気だなあ。夕食をいただいた後、「鎌倉殿の13人」を観る。小四郎との縁組を持ち込まれた八重が「お断りいたします!」ときっぱりと言い放った際の大袈裟な効果音からオープニングテーマの流れに、笑ってしまう。その後、NHKスペシャルでウクライナの話など。
22時過ぎに帰路。帰宅途中も『どうらく息子』の続き。出てくるのは有名なネタが多いが、知らないものもいくつかあった(「妾馬」「淀五郎」)ので、後で聞いてみようとメモっておく。あとは寝るまでひたすら続きを読む。
2021年3月20日
朝から、情報処理安全確保支援士のオンライン講習。毎年のオンラインでの学習とテストに加えて、3年に一度の集合講習を受けなければならないのだが、今年はそれもオンラインになったのであった。製造業のCSIRTの責任者として、インシデントに対してでどう処するかということについてグループワークを行うというのを、10時から17時まで、途中で休憩をはさみつつ4セッション。正直いって、少なくとも自分の体験としては、ただ時間の無駄という感じだった。レベル、経験、モチベーションでクラス分けするべきだろう。と悪口をいってばかりもいられず、いろいろと自分ごととして考えるべきところがあるなあと思わされた。
研修を終えて、お茶しながら『福田和也コレクション1: 本を読む、乱世を生きる』の続きを読んでいたら、またも地震。揺れてるのかどうかというところからだんだん強くなってきて、1分ほど経過しただろうか。3月になって地震が続いており、心配である。先日の地震に引き続き、家のトイレの水道管から水漏れ。管理会社に電話しないとと思いつつできていなかったのだが、今度は連絡しなければ。
夕食は、Uber Eatsで先日注文して美味しかった焼き鳥丼をまた注文したのを食べながら、岡崎のスーパーマーケットの跡取りが中目黒に出したフルーツサンドのお店の話をNHKプラスで観る。以前のこの番組でも、再起のきっかけはSNSにあったのだったが、これもまたそうだった。実際、大胆なカット面は当世的な映えにフィットする優れた発明だろうと思われたし、きっと美味しいのだろう。食べてみたい。しかし、その後Kがフルーツサンドやらなにやらで検索して見せてくれたものによれば、パクリが既に雨後の筍状態だし、見せ方もラテアートばりに進化して、もはや豪勢な金太郎飴みたいになっている。
研究計画提案書の続き。昨晩、先生からレビューが入った数点について対応して再提出。明日のゼミでフィックスできるといいなあ。
福田和也本の続きを読む。この頃は小説をすっかり読まなくなってしまい、本を読むといっても、それが本である必要は別にないような、単なる情報の媒体に触れているだけという感じの乾いた読書ばかりになってしまっていて、そんなことではいけないよなあとあらためて思い、幾人か、全集を買ってでも読みたいひとの名前を挙げてみたりして、そういう本を読んで暮らしたいものだと思ったりする。しかし、氏のいまのポリコレ的感覚からは遠い偏見みたいなのはしかたないとして、『悪の読書術』で書いているような読書への感覚について、そもそもそこで何がいわれているのかすらわからないという読まれ方しかいまではされないだろうなと思い、それはその本が刊行された当時だってほとんどそんな感じだったわけだが、果たしてそれはいいことなのかどうなのか、と少し思ったりもしてみた。
2020年3月20日
日本に帰ってきたS君およびその奥様に会うために浅草へ。鮓を食べる。その後、隅田公園をひとまわりした後、マウンテンでお茶しつつおしゃべり。その後、しばらく浅草にいた後、Kの実家へ。夕食をいただく。
2019年3月20日
引っ越しに向けて、粗大ごみを出したり。あんまりものを持たないほうだけど、それでも7年も住んでいると不要なものがたまっていくのだよなあ。
夜は、Ninety PlusでRidge Vineyardsのワイン。このワイナリーの名前は、はてな社のWebアプリケーションフレームワークの名前の元ネタとして馴染みがある。
2018年3月20日
今号から隔月刊になった「美術手帖2018年4・5月合併号」は、アート・コレクティブ特集。徒党を組んでアートするみたいなの、個人的にはまったく興味がないのだけど、そういうのも旧弊な考えだろうし、そもそも僕らがふだん美術館なりギャラリーなりで観ているアートだって、都度々々にコレクティブな要素はいろんな意味であるだろうから(グループ展や企画展だとか、そもそもいろんなひとが集まって展示はできていることとか)、ひとまず読んでみようと思って手に取った。結果、やっぱりアートの社会的条件の方に自分は興味があるなと思った。
「レコード・コレクターズ 2018年 4月号」はシティ・ポップ特集だったので、久々に購入。80年代のシティ・ポップって、自分より10歳ぐらい上の世代の音楽という感じであんまり知らないので、名前は知ってるけどあんまり聴いてないものや、そもそも全然知らないひともたくさん紹介されていて、驚く。紹介されているリストのうち、iTunesのURLがあるものはEvernoteに書き写して、ぼちぼち聴くことにする。まずは21世紀のリストから流線形などを聴いてる。
カメラ雑誌を数冊パラパラ眺めてみたのだけど、シャイニーなテクスチャの写真かスナップ写真ばかりで、個人的にはよくわからない感じなのだけど、そういうシャイニー感も出してみる練習もしてみる必要があるのでは?と思い、しかし、そもそもそういう場面を思いつかないので、いつもの対象について少し工夫をしてみた。ついでに、カメラらしい表現(ステレオタイプ)ってなんだろう?と思って、一番簡単にはブレだろうと思ってそういうのも入れてみた。そんな、For Morandiシリーズの4枚目。Morandi関係なくなってきた。
2017年3月20日
天気がとてもいいので、散歩へ。最初は王子あたりにでも行こうと思ったけど、やっぱ電車乗るのやだな……と思って、神宮外苑方面へ。外苑前から中に入ってまっすぐ歩き、新国立競技場の建設予定地を取り囲む壁をぐるっとまわって千駄ヶ谷の方へ。さらに新宿御苑をぶらぶらして、新宿へ。
紀伊國屋書店で『西洋美術の歴史7 19世紀 - 近代美術の誕生、ロマン派から印象派へ』、『哲学の歴史 第8巻(18ー20世紀) 社会の哲学』、『LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書)』、『アナキズム入門 (ちくま新書1245)』を購入。
北参道から明治神宮に入り、代々木公園へ抜け、渋谷まで。これで一周。ほとんどの行程が公園でつながっていて、面白い。歩き疲れたけど。
帰宅して、『日本の工芸を元気にする!』を読む。立派だなあと思うこと仕切り。続けて、三枝さんのインタビューが掲載されているからってんで、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2017年4月号 [雑誌]』を読む。インタビューの内容は『ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ』のエッセンスをまとめた感じのものでだったが、図解が進化してて、さらにはカラーだし、便利。