5月7日の日記一覧
2024年5月7日
このところ体調の悪かった子を、もうだいぶよくなったので久々に保育園に連れていく。出社して月例のミーティングに出ていたら、その前から予兆のあった体調不良がみるみる進んだので、感染予防の大事をとり、帰宅してもろもろリモートに切り替え。
結果的には薬や栄養剤を飲んで寝ていたらかなり回復して、わりとスッキリした気分になった。でもまだぼーっとしてるかも。今週はあれこれやらないとならないことがあるので、体調悪くもしていられない。早いとこ本調子に持っていかないと。
昼食時にNHKの笠置シズ子をモデルにしたドラマの総集編を妻が観ているのを横から観てたら、なんの脈絡もなく、あれこれ観たり読んだりしてるけど、そんなにも次々に別のことにふれないとほんとうにいけないんだろうか?みたいな気持ちになる。
なにかロジックがあってのことではないようなので、じゃあなにがいいのかというのはわからない。同じものにくりかえしふれたらいいのか、あるいは、そもそも文物に触れること自体もういいんじゃないの?ということなのだろうか。制作に関してはどうなのか。
体調が回復してきたとはいえ、やっぱりだるいには違いなく、TikTokをだらだら眺める。少し長めに見ただけで、そちらにレコメンドがよっていく。その感度がとんどん高まってる気がする。TikTokこそ、次から次に観ることの典型だろうけど、それはよいのだろうか。
VTuberを観ていても思うが、底の厚い習い事文化があってこその、このひとたちのパフォーマンスがあるんだろうと思う。それでつちかわれたスキルが、当初思い描いていたのとは異なるかもしれないけど、表現として花開いているのだろう。美しいことだ。
2023年5月7日
昨日は風が強かったが、今日は朝から雨が降っている。
起きて、昨晩に引き続き『古典ギリシア語のしくみ《新版》』を読み、読了。後半はほとんど読み流しという感じ。まずは全体像を押さえるつもりなので、それでよい。憶えることが多くて大変そうだなあと思われた。一方で、何かすごく難しいことがあるということではなさそう。続けて、堀川宏『しっかり学ぶ初級古典ギリシャ語』を購入したので、そちらへ進む。こっちはもうちょっと憶えるつもりで取り組む。
webちくまの蓮實重彦氏の連載から「パソコンの故障は、この電子装置への感性的な執着をより強固なものとしてくれたのだろうか|些事にこだわり」を読んでいたら、筒井康隆・蓮實重彦両氏による対談本『笑犬楼vs.偽伯爵』が刊行されていることを知り、驚く。さっそくKindle版で購入して読み耽る。『アメリカから遠く離れて』とは違ってやや気持ちの悪さを感じるのだが、それでもやはり面白い。アマチュア無線の会話みたいだ(内容はずいぶん高級だが)。
14時から、リトルKとZoomによるリモート面会。隔日で10分のみ。元気そう。カメラの画角的にあまり目が合いにくい感じで、こちらにどれぐらい気づいているのかはあまりわからない。その後、Kと出かけて、先日いったお寿司屋さん。前回は時間がなくて忙しなかったので、今回はゆっくりいただいた。その後、お茶しながら古典ギリシャ語本を読み始めたり、YouTubeで古典ギリシャ語関連の動画を眺めたり。
習作写真シリーズの続き。今回は、フォーカスをぼかすことにより事物の抽象的構造を抉出する試みのスタディ。
[[https://pbs.twimg.com/media/Fvgnns9aYAQzlUH.jpg]] [[https://pbs.twimg.com/media/FvgnntDaQAAxQry.jpg]] [[https://pbs.twimg.com/media/FvgnntEacAAaJI-.jpg]] [[https://pbs.twimg.com/media/FvgnntDakAAL1Mp.jpg]]
新たなオーディエンスを作るということに関連して、それならばむしろ、自分が根本的に変わる必要があるのではないかと思えてきた。別にいまの興味範囲がつまらないことだとは思わないが、これまであまりちゃんと取り組んでいなかったことに対して、フォーカスしていくというのもありだという気がしてきた。たまたま古典ギリシャ語をやり始めたので、語学と古典文学・哲学に打ち込んでみることにするかなあ。本棚の構成も変えていこう。
納富信留『ギリシャ哲学史』のディオゲネスを扱う最終パートと、第1章を読む。ひとまず気になるところを拾い読みしていこう。「区民カレッジ「古典ギリシア語超入門」(後編) - YouTube」を観ているうちに、眠くなってきて、仮眠。夕食をとりながら、「どうする家康」を観る。原稿をやらなければと思いながら、ギリシャ語やラテン語関連のYouTube動画を眺めたりしていた。
今日のブックマーク
- The AI SolopreneurさんはTwitterを使っています: 「ChatGPT has been dethroned. AI Chrome extensions are now at the forefront of AI. Here's 8 cutting-edge AI Chrome extensions to 10x your productivity:」 / Twitter
- 「2022-06-11ギリシャ語の夕べ──古典ギリシャ語の学び方」感想
- 今夜の戴冠式で指揮するクラシック音楽の指揮者は誰で、演奏される音楽はどういう作品なのかを誰にでも判るように超簡潔に紹介します。 | office yamane
- 「勝手に学ぶ人」と「期待されて学ぶ人」の差が埋められない|柴田史郎|note
- Phind: AI search engine
- 「コンピュータは小説を書いているか?」(※『すばる』2017年6月号掲載) - 訳すのは「私」ブログ
- Perseus Digital Library
- 一言で理解するReact Server Components
- Introducing MPT-7B: A New Standard for Open-Source, Commercially Usable LLMs
#日記 #5月7日
2022年5月7日
朝、9時に起きられず、11時過ぎになってようやく起き出す。国立近代美術館で明日まで開催の「没後50年 鏑木清方展」へ出かける。その途上で、昼食。いつもの中華料理屋さんで。ビールも一杯。
美術館についてみると、思いのほか人が多い。展覧会場も、入り口付近は混んでいて、ろくに観られない感じ。進んでいくと、人集りもバラけてきて、ようやく落ち着いてみられる。天皇に献上するためのものとして描かれたという「讃春」という二双の絵は、一方では清洲橋をバックに船上生活をしている母娘を描き、他方では皇居前広場で楽しむ双葉の女学生を描くというもので、なんでこういう絵にしたのか意図が謎で心惹かれた。「道成寺(山づくし)鷺娘」の反り返った娘の美しさに惚れ惚れする。東京ではテーマ別に構成しているのだが、樋口一葉や三遊亭圓生、歌舞伎絵の配された第二部が一番楽しかったなあ。清方の仕事を広く楽しめる、良い展示であったろうと思う。カタログも買った。
毎日新聞のビルに入っているスタバでお茶。ここは、奥の大きな窓の外にお堀が見えて、景色がいい。その席は残念ながら空いてなかったのだが。「バナナナバナナ フラペチーノ」を注文してみたら、とても美味しくて驚く。バナナフレーバーみたいなのが好きではないのだが、これは生のバナナが使われているのと、酸味のある味も配されていて、とてもよい。その後、新橋に移動してお茶しながら、清方展のカタログを眺めたり、DeFi関連の動画を観たり。この店には久々にきたが、相変わらず美味しくていい。先日まで時間が合わなくて来れなかったが、いつの間にか営業時間が変わっていたので、また来るようにしよう。
帰宅して、実験の続き。気になっているところがあったのでベンチマークスクリプトを見直しつつ検討していたら、もっと精度を高められる方法を思いついたので、再実験して表やグラフを修正。これで完了でよいだろう。さらに、論文のリポジトリを少し整理したりして、いつでも書き始められるというところで今日のところはいったん終了。
石山俊彦『歌舞伎座五代――木挽町風雲録』の続きを読む。この本だと、9代目團十郎は福地桜痴らとの「改良運動」に心底熱中していたが、福地の脚本の不味さによって足を引っ張られていたばかりのような感じに思えるのだが、「劇聖」といわれたような実績と当世の評価もあったわけで、その辺りの塩梅がどうなっていたのかということが気になる。渡辺保の『明治演劇史』も買って置いてあるので、後々そちらで確かめてみよう。
夕食後は、ElixirでEthereumまわりの技術を扱う方法を調べたり、ライブラリを書くとしたらどうすればいいかを調査したりなど。差し迫った期限があるとついつい他のことをしたくなってしまうのだが、まさにその状況である。
2021年5月7日
昨日から、研究所に新しい方が入ったので、今日は歓迎ランチ。緊急事態宣言が出ていなければ研究所メンバーで福岡に集合できていたのだが。4月には院卒の方も入ったばかりだし、これからどんどんアウトプットやサービスの革新が進んでいきそうで楽しみだなあ。自分もやっていかねば。
オンラインブックマークサービスを見直す件、Instapaperのアカウントが残っていたのでそれでいいかと使い始めてみたのだが、検索が有料オプションで、さすがになあと思ってやめた。全文検索が有料ならまだわかるが。というか、お金を出したくないというより、サブスクを増やしたくない。どこに払ってるか一覧できないので、管理しづらいから。それでもうちょっと探していたら、Raindrop.ioというのを知った。機能も見た目もモダンだし、フィードリーダぽいMacアプリもあっていい感じ。しばらく使ってみる。
研究を立て直すために、まずはサーベイ論文を読んでみようと思って、30ページ以上あるIoTのアプリケーション層のネットワークプロトコルに関する論文を読む。このあたりもひと通り押さえた上でやろうとしていることを選択する必要があるので、知識をいれていかねば。Webから離れるほど、知識が薄くなっていく。そんなわけで15ページほど読む。しかし、その間にも仕事のことが気になってSlackを眺めたりするので、あまり集中はできない感じ(いつものことだが)。
夕方、17時頃になっておもむろに、昨日ハマってしまって結局解決できなかったことをよくよく見返してみると、しょうもないミスというか、思い込みによるものであった。できてみれば簡単なこと。「Elixirのノード間通信をTLSで行う」に試行錯誤をメモしておいた。そこから、やった内容を再現できるよう、GitHubにリポジトリを作ってコードをあげておいた(kentaro/nerves_tls_distribution_example: Example of TLS-enabled Erlang/Elixir Distribution using Nerves)。
1月頃も、仕事もいろいろ忙しい中で、かなり無理してNervesJP向けのネタを準備したりLTしたりしたことで、結果的にはそのときにやっていた論文の進捗をおおいに生み出せたりしていた。むちゃな期限をどんどん入れる中でテンション上がって効率よく物事が進んでいくということはある。今日も、開始2時間前にまだできていなかったことが、なんとかうまくいって話もできた。これは研究の下調べ的な内容でもある。こんな感じでどんどん進めていかねば。
19時半からは「Nerves JP #17 GWやってみた会」に参加。昨晩うまくいかなかったので、今日は聴くだけかなと残念に思っていたところ、なんとか見せられるものを時間までに準備できたので、少し話す。質問もたくさんもらって、考えをアップデートできたところもあり、ありがたい。他の方々の話もそれぞれに面白くて、刺激を受ける。やっぱこのコミュニティはありがたいなあ。楽しい。
その後、夕食を食べながら「おちょやん」。Kによると、来週で終わりらしい。
2020年5月7日
一日があっという間に過ぎていく。
研究について、調べるだけでなくできるだけ考えたことや調査中のことを外部化しようと思ってスライドにメモったものを研究所で見せたら、いろいろフィードバックをもらってありがたい。自分ひとりだと絶対できないことだよなあ。研究というのも、こうしてひととのつながりによって何かができていくことなんだろうなあ。なんでもいいから毎週アウトプットしていく、というのを続けていこう。
夕食は、あまりものでスープパスタ。その後、あらたにサーベイを始めたのだが、どうにもうまく狙った内容のものがひっかからなくて往生する。連休明けで疲れてもいるので早々に止めておいて、本を読む。「美術手帖 2020年 06月号 [雑誌]」は、昨今のコロナ禍もあって、エコロジー、すなわち、人間だけでない世界についての話。ピエール・ユイグさんの話が面白いので、むしろこの雑誌で彼の特集やってくれないかなー。日本で個展でもあればそういうことにもなるんだろうけど。さらに、佐々木敦さんによる新しい雑誌「ことばとvol.1」に千葉雅也さんの小説が掲載されているのを知ったので、さっそく読む。
2019年5月7日
新生活が始まって初めての仕事日。しばらくの間、リズム作るまでは試行錯誤だろうなあ。とりあえず今日は、いつもより早く7時半に起きてのんびり準備したりコーヒーを飲んだり。終業後は、そのまま帰宅して冷蔵庫の残り物でナスと厚揚げの味噌バター炒めなど。もうちょっと効率的にやる余地あり。ほんとは週末に作り置きしておきたいのだが、まだ新しく、大きな冷蔵庫を購入していないので、その後からだなあ。
昼間は、自分の配下について5年後にどうなっていたいか、そのために逆算して各年で何をしていくかみたいなビジョンワーク(というほどのことでもないが)。いろいろ気ぜわしくしていてこういうことをちゃんと考える時間をとれていないのはよくない。でもまあ、時間がないわけじゃなくて、じっくり考えるということをやる仕組みを作れていないということなのだよなあ(時間については、普通に寝たり趣味を楽しみまくったりしてるわけだし)。
そういうことも含め、もっとインプットとアウトプットを質・量の両面でよりよくしていくために、あらためて仕組みを整備していく必要がある。また、仕組みだけ整えても体がついていかないと実現できないので、筋トレによる筋肉量の増量、有酸素運動による心肺能力の向上、その他、健康に関する各種指標の改善を同時に行っていく。とはいえ、あんまり張り切りすぎるのもよくないので、それはそれで続けられる仕組みを作る。
これまで、時間をひたすらかけてインプットを多量にするということをしてきて、そのこともあってそこそこアウトプットできていたわけだけど、これからはそういうわけにもいかない。生産性向上のために身の回りをチューニングしたり自動化したりみたいなことをあまりやってこなかったのだが、そういうのも必要だろうなあ。思考の自動化と節約についてはいろいろやっているのだけど(一番大きいのはテレビを見ないこと)、それだけではおいつかない。
2018年5月7日
ひたすら論文のための文献読み.
いつの間にかBeatsのイヤホンがなくなってしまったので,WF-SP700Nを買う.ケーブルのないイヤホンは初めてなのだけど,思いのほかぴったりしていてよい.しばらくなれるまでは落ちないか不安になりそう.そして,慣れた時には失くしてしまいそうだが.
2017年5月7日
昨夜は、日記を書いた後、結局眠れずに朝方まで起きていた。その間、antipop.partyという、WordPressを用いたセミクローズドなコミュニティサイトを作ったり、アピチャッポン・ウィーラセタクンの「ブンミおじさんの森」の続きを観たりしていた。
昼頃に起床して、『不平等を考える: 政治理論入門 (ちくま新書1241)』を読む。あんま乗れないかな?と思っていたのだが、自身のテクノクラート的な指向性を反省する昨今でもあったので、このようなストレートなリベラル性というのを自分自身に取り戻す必要もあり、美しくはあるもののナイーブだなと思うところもありはするのだが、改めて勉強になった。
続けて、『入門 東南アジア近現代史 (講談社現代新書)』を読む。東アジア・東南アジアについては継続的に関心を抱いているところだ。なぜそんなにも惹かれるのかはよくわからないのだが、魅力を感じる。今のところ、訪れたことのあるのはシンガポールと台湾のみだが、もっと他の国々にも機会をとらえて行ってみたいと思う。
昨夜作ったサイトに、On Introducing Readability Finiteness to Social Communityという記事を投稿した。年来考えていたことを、メモ書きしてみたもの。
2016年5月7日
今日はお散歩の日。まずは駒場まで歩いて日本民藝館で「朝鮮工芸の美」を観る。その後、日本近代文学館のカフェでお茶。
日本民藝館は相変わらず素晴らしいし、朝鮮のうつわも大好きなのですごく素晴らしいと感じるのだけど、柳宗悦の眼の良さだけの世界というか、素晴らしいものしかないというのもそれはそれでつまらなく感じる、というとちょっと変だけど、まあそんな感じを正直感じたりもするのだった。
その後、東大の駒場キャンパスを通って渋谷へ。東急本店前で、女性がうろうろしながらよくわからないことを延々叫び続けていてヤバかった。なんか痴話喧嘩だか、友達に裏切られただかっぽいことをいっていた。
バスに乗って六本木へ。TOHOシネマズ六本木で「ズートピア」を観る。映画としてはいろいろと注文をつけたいk箇所は散見されたのだが、アトラクションとしては非常におもしろい。
中目黒から代官山蔦屋へ寄って帰宅。買ってきたグラスでビールを飲む。とてもいい感じのグラスで気に入った。