20246月24

『エッセンシャル思考』の話が流れてきて、仕事においてはもちろん考えるけど、個人的な生き方としては、ああいう「本質」とやらに自分を矮小化するような生き方はマジでつまらないし、そんな人生はイヤだと思った。とっちらかってカオスな方がいい。中途半端で問題ない。

まあ、とはいえ別に、たいていのひと、もちろん自分も、エッセンシャル思考になんてなろうとしてもなれないし、実際上はなんの害もなかろう。あるとすれば、ほんとはエッセンシャルにならないとならないのにみたいな思いを抱かされるという心理的負荷が生じること。

しかし、そういう不当な心理的負荷みたいなことに世の中は満ちていて、美容広告とかはまさにそういう負荷をかけで金で解決させるマッチポンプを作り出してきたわけだ。なので本当の課題は、そうしたことをガン無視できないのはなぜかということである。

とはいえ、なぜそういうことをしてくる連中ではなく自分があたかも問題であるようなことになってしまうのか、という考えもまたあり得る。負荷をかけまくってくる方は無傷で、こちらばかりがいつも一方的に対処を迫られる。そういう圧倒的不均衡がある。

というようなことを若い頃はよく思っていて、生きてるだけで無神経な人間に苛まれており、向こうはそもそも悪いとすら思い得ないという理不尽にうんざりしたものだが、もうそういうことを思うこともなくなった。こちらが逆の立場でなければいいけど。それもしかたがない。

20236月24

今日は、KとリトルKが、久しぶりにK実家から帰宅。入院後のゴタゴタや、マンションの大規模修繕で部屋がペンキのシンナー臭くなる事件などで、しばらくお世話になっていた。大変ありがたいことであった。Kが予約していた、赤ちゃんを載せる装備をそなえたタクシーで帰宅。

注文してあった岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か――ChatGPTが変えた世界』が届いていた。Kが荷物を片付けている間、リトルKの面倒をみながら読み始める。極めて平明に書かれていつつ、著者なりの見解も入れ込んでいて、非常に面白い本である。

K、リトルKと散歩。近所の商業施設まで歩く。Kは家の用事があるというので自分ひとりでいってもよいのだが、不安があるからといって行かせてくれない。テラスでのんびりお茶でも飲もうと思っていたのだが、それまでおとなしかったリトルKが突然泣き始めたりなどして、あやしたりする。スーパーマーケットに寄って買い物をして、帰宅。

夕食を作る。塩気が多すぎたのと、火を入れすぎたのとで、思うようなものができなくて失敗……。その後、リトルKをお風呂に入れたり、絵本を読み聞かせたり、寝かしつけたりなど。寝かしつけのコツが身についてきた感じがする。

岡野原本の続きを読み、読了。LLMそのものについての話は、他の文献や著者の既発表の資料などで知っていたことも多かったのだが(一般向けの入門書なのだし)、LLMから逆に人間の言語獲得について話が及ぶ箇所が面白い。たとえば以下のような記述。激アツ。

驚くほど短期間に人が言語獲得できるのは、「言語は学習しやすい特別な性質を持ったデータであり、人がその性質を活かした学習を行える汎用の学習器をもっているから」という仮説が成り立つのではと筆者は考えている。この場合、人が生得的にもっているのは普遍文法を扱えるように設計されたモデルではなく、その普遍文法も扱えるように学習できるぐらいの高い表現力をもったモデルであればよい。 本書pp.82-83

その他、[[2023年5月29日]]に著者の別のスライドで見て驚いた、本文中学習においては、自己注意機構が動的に情報の取得のしかたを変更することで、勾配降下法で学習しているのと同等の事態が起こっているという話が、もう少し詳しく書かれていた(pp.114-117)。この話も、このところ一番驚いたことのひとつだったので、あらためて読むことができてよかった。

浅井星光さん、搗宮姫奈さんが出演されているということで、「暴力無双 サブリミナル・ウォー」を観た。47分の短い話。ストーリーはともかく、ふたりのアクションがとてもよかったので、それだけで観る価値がある。

今日のブックマーク


#日記 #6月24日

20226月24

暑くて寝苦しく、睡眠が浅い。ここのところずっとそんな感じ。寝つきも悪いし中途覚醒もあり、5時間ちょっとしか眠れてない。エアコン掃除をしなければ。

経営合宿の2日目。今日は組織的な課題についての議論が主体。会議のもろもろは、15時頃には終わり。足元のこともこれからのことも、やるべきこと、やりたいことがたくさん。

エアコンのフィルタを洗い、本体の掃除をする。つけはじめるとずっとつけている状態になるので、使い始めるのをできるだけ先延ばししようと毎年してしまう。梅雨真っ最中のはずだが、昨日以来の1週間ほどはずっと晴れ模様で、暑そうなので利用開始する。

夜は、半年毎に開催しているO氏、T氏との飲み。今回はT氏が予約してくださって「ホルモン焼 婁熊東京」というお店。それぞれの方々の近況などをうかがう。T氏は、会社の方針の先頭を切って英語の勉強をしており、TOEICも大幅に点数が上がったとのことで、すごい。

話をしている中で、ある種のコンフリクトがあったという話題になった。それを聞いて、一方(Aとする)のいうこともその通りだし、それとは別に他方(Bとする)がコンフリクトから派生した事象により悲しむようなことがあるなら、それはそれで共感を覚えるということをいった。それに対して、T氏はBについてはまったく同意できないということであった。

帰りながらそのことについて考えていて、Aのこともわかるといいつつ、ある意味でBについても同時に擁護することは、それ自体がAにとっては「おまえには何も分かってない」ということもあり得ると思った。傷つけられるというのはそういうことだろうし。一方で、Bにとっても事が進めば結果的に同じことはあり得るわけだし、とも思ってしまう。

そういう風に客観的に考えてしまうのは、事実として他人事だからということではあろう。自分のことだったらそう思えるのかどうか。一方で、何であってもそのような客観視をする・できる性質というのは自分のある種の強みなのかもしれないし、他方では客観視自体が人を傷つけ得るという反省も持たないといけない。そんなことを思ったりした。

ただまあ、そもそも論として実際に当事者が目の前にいたら、基本的には話を聞いて普通に同調するだけで、AあるいはBにも理がある、なんてことは仮に思ったとしてもいわないだろう。それはまあ、普通に人付き合いの常識のようなことではある。

20216月24

昨夜は、早く寝ようと思いつつ、ついつい読書。『28言語で読む「星の王子さま」 世界の言語を学ぶための言語学入門』の第一部の言語学パートを読み切る。簡便な言語学入門で、よかった。続けて『言語学講義─その起源と未来』を読み終える。言語学についてもっと知りたいなあ。

朝起きたら、昨日までとは打って変わって、すっかり元気な感じ(しかし、夜になってやや怠いなと思って熱を計ったら37度ちょっとになっていた。まだ少し残ってる感じなのか)。2日間、経営合宿でできていなかった朝イチ30分間の研究タイムで、気がかりになっていたサーベイについて、進めていくための基盤を作る。同僚を見習ってNotionで管理することにした。その後は、一日あれこれとおしゃべりをした日。

今日は夕食を作った。鳥の胸肉の照り焼き、きのこと長ねぎの炒めもの、レタススープ。夕食を食べながらNHKプラスで「日本人のおなまえ」という番組を観ていたら、高島平は高島秋帆の名から来ているということで驚く。高島秋帆が後の高島平となった土地で砲兵訓練をしていたということからだという。しかも、その名前がついたのは1969年というから、だいぶ時間が経っている。もともと田園地帯だった広大な敷地は多数の地権者がいて、団地を建てることになった時に、もともとの土地の名前をつけるよう要求するものが多く、名付けに紛糾した。そこで、高島秋帆のことが思い出されて、事態を収めるべく名を借りたのだという。

日経サイエンス2021年8月号(特集:ヤポネシア/17年ゼミの生存戦略)」が届いた。定期購読を開始してから初めての号である。というか、7月号から届くものだと思っていたのだが。さっそく特集が興味をそそられるもので、読むのが楽しみ。

朝の続きで少し研究のことをやる。直近のマイルストンとなるアウトプットとしての論文の形を早く作っておこうということで、テンプレートから最小限の目次を作っておいた。前回、研究報告を書いた時にこのやり方でやっていったらわりと迷いなく進められたので、今回もそうしていこう。思いついたらどんどん書き込んでいく。なんだかんだで、論文のファイルそのものに書いていくのが一番よい(忘れないから)。それはそれとして、サーベイも進めていかねば。

20206月24

今日も朝から資料作り。夜中までかかってようやく目処がついた。明日からは経営合宿(いつもは合宿なのだが、今回はオンライン。合宿とは……)。

2022年から高校で「情報I」の授業が必修科目(「情報II」は選択)になるということなのだが、「高等学校情報科「情報Ⅱ」教員研修用教材(本編):文部科学省」として無償で公開されているのを知って眺めてみたら、思いのほかレベルが高くて、今後の新しい人々はこういうのをみんな学んでやってくるのだなあと、うらやましい思い。しかし、自分が高校生の頃にこの教材に出会ったらどう感じたのだろうか。もしかしたら、もっと早くからプログラミングが好きになったのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

最近「アイスの実」にハマっていて毎日食べている。梨とピンクグレープフルーツがお気に入り。さらに今日、コンビニで「濃い抹茶」味を見つけたので買って食べてみたら、舌触りや歯ごたえがなともいい感じで、めちゃ旨い。さっぱり感はフルーツのものには負けるけれども。これはいい。昔はなんかちょっと重い(?)感じで嫌であんまり好きじゃなかったのだが、最近食べてみたら美味しかったんだよなあ。食わず嫌いみたいなものだろう。

HHKBはいいのだけど(主に見た目が)、ストロークが深いのがやっぱいまの自分的には気に入らない、というか、やたら肩がこるので、Magick Keyboardを試してみようと思って注文した。Macのキーボードはそんなに嫌いではないし(好きでもない)。リモートワーク環境を整備しはじめたらひたすらお金を使い続けてしまうというのは多くの人々が陥っている罠だが、自分もその例にもれず、だいぶお金を使っている……。まあ、その過程でいろいろ勉強できたこともあるにはあるのだが。

昼間にCTO協会関連のアンケートを投げ、途中経過を観ながらあれこれ考えこんだり。夜はレポートの方のミーティング。もうちょっと時間とるようにしていかないとなあ。

20196月24

やりたいことがたくさんありまくるのはいいけど、現実的なリソース制約の中で、どういう順番でやっていけばいいのかってところが、自分は苦手だなあ。とはいえ、オペレーションをうまくするというよりは、全部やれるようにするにはどうすればいいか?というところに頭を使いたいという思いもある。とはいえ、完璧にやるよりまず一歩でもやるほうがよかろうので、やってかないとなあ。

帰宅して夕食を作る。手羽元のさっぱり煮。こういうのは、なんも考えなくてもさっと作れるのはいいのだが、それだとスキルが伸びていかないので、もうちょっとジャンプがほしい。つまり、僕じゃない誰かが献立を考えてくれるのがいいのだけど、とはいえ冷蔵庫にあるもののこともあるので、そのバランスもいる。その意味で、既存サービスではまかなえない。

思いつくこと、いまできることをやっていてはスキルが伸びない。だから、レパートリーにない献立を提示されて作るということをしたい。一方で、制約条件の中でどうよくしていくか、というのも伸ばしたい。つまり、冷蔵庫にいまあるもので最大限いいものを作るという頭の使い方やスキル。料理においてはけっこう得意な方だと思うけど、やりたいことに対してはどう活かしていけばいいのか、まだわからない。

20186月24

東京へ戻る。『ベラスケス 宮廷のなかの革命者 (岩波新書)』の続きを読む。ルーベンスとの関係が興味深い。ベラスケスの描いた絵が、ルーベンスのものととりかえられてしまったりなどで、思うところがあった由。ルーベンスの方は、年齢が上なのもあるし、特に気にするわけでもなく、単純に後進を伸ばそうとフェリペ4世にベラスケスのイタリア行きをすすめたりしたんだろうなあと思う。

20176月24

朝風呂しつつ、サン=テグジュペリの『夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)』を読み終える。サン=テグジュペリは本当に素晴らしいなあ。

丸善ジュンク堂で、『機械学習のための連続最適化 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)』、『デザインコンサルタントの仕事術』、『僕たちのインターネット史』を買う。さらに、ブックオフで『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』。

第二回 熱燗道場破り 〜仁義なき温度バトル・リベンジマッチ〜」のため、根津へ。めちゃ美味しくて最高のイベントだった。その後、池尻のバーでちょっと飲んで帰る。

20166月24

連日、議論したあとひたすら夜中まで飲み食いしていたので、さすがに疲れていて、朝起きるのが異様につらい。歳だなあ。夜は、mizzyさん、tnmtさんと肉寿司。久々に話せてよかった。