2024年8月26日
朝からバタバタしていたのだが、夕方にはETHTokyo 2024でスポンサートーク。「#ETHTokyo 2024のスポンサーセッションでBidirectional Quadratic Votingというタイトルでお話しました」に書いた通り。オードリーさんと話したかったけど、すぐに出られたようで残念。
「【斎藤幸平vs村上隆】なぜ批判?資本主義とアート!徹底議論【深すぎるアートの世界】」という動画が流れてきたので、続きの動画まで観た。村上隆氏の思考に対して、斎藤氏がなんらクリティカルなことをいえていないのが印象的であった。なんだったんだろうか。
斎藤氏の書籍を読んだことがないのでその思想についてはなんともいえない。村上隆氏のことを「大嫌い」だといってのけたわりに、現代美術についてあまり知るところが少ないようであった。村上氏について言及してきた思想家たちを思うと、ずいぶん差異があるように思われた。
村上隆氏について、この30年ほど断続的にみてきたところでは、グローバルな水準と日本的な「悪い場所」(椹木野衣)性との葛藤に自覚的に向き合う真摯な仕事をしてきた人物だと思う。真摯だからいいというわけではないにしても、切って捨てられるようなことではない。
そんなひとを自ら展覧会に招いて圧倒的な「解説」をしてみせるというのは、村上氏の「大人」ぶりを示したということに結果的になり、自分もそれに強い印象を得もしたわけだ。過激な韜晦と自信が入り混じった不思議な態度。その屈託の深さに感銘を覚える。